ロール別
立ち回り
GUIDE
Wild Rift Game System Guide

ロール別の立ち回り完全ガイド

Wild Riftでは、ロール(ポジション)ごとに求められる役割が大きく違います。自分のロールで何を優先すべきかを理解すると、試合中の判断が安定し勝率アップに直結します。

はじめに:この記事の目的と「勝てば官軍」の精神

本記事は、各ロールの「詳細なミクロのやり方」を解説するものではなく、あくまで「基本的などういう役割なのか」「どういう心構えでプレイしていくのか」という大枠をまとめたものです。実際にはロール論以上に、チャンピオンの相性やスキル、アイテム知識などの「座学」をしっかり勉強した上で、様々なロールを経験していくことが非常に大切になります。

また、MOBAというゲームは毎試合、違う環境・違う敵・違う味方とプレイするため、「毎回の正解は常に違う」というのが絶対の前提です。
この記事で書いている基本セオリー通りに動いても勝てない試合は多々ありますし、逆に「やってはダメ」と言われていることをやって勝てる試合も存在します。大切なのは、自分で勝ちやすい動きや戦略を見つけることです。極論、「勝てば官軍、負ければ戦犯」です。勝てればそれがその試合の正解ですので、柔軟な思考を持ってゲームに挑んでください。

全ロール共通の心構え(メンタルと理解)

各レーンの立ち回りを学ぶ前に、ワイルドリフトというゲームをプレイする上で全ロールに共通する絶対に知っておくべき前提をお伝えします。これを知っておくだけで、精神的にも有利に試合を進められます。

  • 1. 死んだら死に続けない(無駄なデスを重ねない)
    レーン戦で一度負けたり、うまくいかなかった時に一番やってはいけないのが「無駄にデスを重ねること」です。自分がうまくいかないからとティルト(萎えて自暴自棄になること)して死に続けると、チーム全体が崩壊します。負けた時こそ冷静になりましょう。
  • 2. 「味方は助けてくれない」がデフォルト
    「味方のジャングルが全然ガンクに来ないのに、敵のジャングルはいっぱい来る」…これはこのゲームの日常茶飯事です。基本的に味方が助けてくれる確率の方が少ないゲームだと理解しておくことが非常に大切です。
  • 3. 上手くなるほど「キャリーする義務」が発生する
    マッチングシステムの性質上、自分が上手くなればなるほど、実力の劣る味方を引っ張ってキャリーしなければならない義務が発生します。理不尽に感じるかもしれませんが、それを理解して受け入れることが上達して勝ち上がる上で避けては通れない道です。

バロンレーン

バロンレーンは1対1の時間が長く、レーン戦の安定感が重要です。初心者の方は対面と戦っている時にとりあえず無駄に死なないことを第一に考えましょう。
中級者以上になれば、対面を自由に動かさせないウェーブコントロールや、オブジェクト(ドラゴン・ヘラルド等)のタイミングでの集団戦参加が勝敗を分ける鍵になります。

序盤

無理なキルを狙うより、ミニオン管理と相手ジャングルの位置確認を優先する。死んだ時にムキになって連続でデスを重ねないことが最も大切です。

中盤(オブジェクト戦)

6分のドラゴンやヘラルドなど、重要なオブジェクトのタイミングで対面が寄っているなら、必ず自分も集団戦に参加するよう心がけましょう。

終盤(ウェーブコントロール)

集団戦に寄る際、放置した自分のミニオンが敵タワーを削ってくれるようなウェーブコントロールができれば非常に素晴らしいです。

重要ポイント

自分と対面の2人だけの世界になりがちですが、相手を自由に動かさせないことが重要です。自分が不利になってもティルトせず、フロントラインなどの役割を全うしましょう。

ピック時のスワップ要求について

ワイルドリフトでは、バロンレーナーがピックの順番を後回しにする「スワップ」を要求することが非常に多くあります。しかし多くの場合、これは「自分がやりたいキャラを先出ししてカウンターを当てられたくないだけ」です。
PC版であれば明確な相性差が存在するため後出しの価値が高いですが、ワイルドリフトにおいてキャラプール(使えるキャラ数)が少ない状況で、無理にスワップを要求して味方と喧嘩するのは本末転倒です。確実にカウンターピックができる自信がなければ、自分の順番が来た時に素直に選ぶことをおすすめします。

初心者におすすめのチャンピオン選択

バロンレーンにはファイターやタンクだけでなく、メイジやマークスマンなど様々なチャンピオンが出没します。しかし、初心者のうちは「タンクっぽいチャンピオン」を選ぶのが最も安定します。
特にガレンなどの固いチャンピオンを選んでおくと、チーム全体の構成がギュッと締まり、集団戦が非常に戦いやすくなるため強くおすすめします。

レーンで暇になった時の「100点の動き」

対面を倒したり、相手が何もしなくてレーン戦が「暇になった」時、ただフラフラしたり無闇にタワーを殴り続けるのは時間がもったいないです。ミニオンの経験値やゴールドをロスしない範囲で、以下の動きを心がけましょう。

敵ジャングルの視界を取る(ワードを置く)
ミッドレーンへのガンクを狙う
リバーのスカトル(カニ)を確保する

これらができるだけでチームは劇的に動きやすくなります。さらに、スクライアブルーム(叩くと視界が広がる植物)を使って、敵のジャングルやリバーのワードまで消し去ることができれば、100点満点のトップレーナーです。

ジャングル

【警告】MOBA初心者が最初にやるべきロールではありません。
ジャングルは試合全体への影響が最も大きい反面、始めたばかりの人がプレイすると味方への負担が極端に大きくなります。まずは他のレーンでゲームの基礎を学んでから挑戦することを強くおすすめします。

序盤(周回とガンク)

最初はフルキャンプ(全狩り)する人が多いですが、敵のHPが低ければレベル1からでもガンクに行く柔軟な選択肢を持ちましょう。そのためには、カメラ操作でこまめに各レーンをチェックし続ける必要があります。

中盤(ファーストドレイク)

5〜6分のファーストドレイク時、味方が寄ってくれない地獄のような1対多の状況になることが多々あります。この理不尽な環境を生き抜くプレイヤースキルとメンタルが求められます。

終盤(スマイトバトル)

バロンやエルダードラゴン戦では必ずスマイトを温存してください。「自分の最大火力スキルのダメージ+スマイトのダメージ(1000)」を瞬時に計算し、確定でオブジェクトを取り切る技術が必須です。

重要ポイント

負けている(崩壊している)レーンを無理に助けすぎないのが鉄則です。

常に情報収集とルートの勉強を

ジャングルを始める際は、まず1キャラに絞ってそのチャンピオン特有の「効率的な周回ルート」を完璧に覚えるのが大前提です。パッチ変更やアイテムによって1周目の回り方は大きく変わるため、新しいメタ(流行)の情報収集を常に怠らないようにしましょう。

必須テクニック:開幕ワードと赤トリ持ち替え

ジャングルをプレイする上で絶対に覚えておくべき基本的なテクニックです。
試合が開幕したら、まず自分が周回を開始する位置と反対側(自陣の赤バフか青バフ付近)にワードを刺しに行きます。これにより、序盤に敵が自陣ジャングルへ侵入(インベード)してきてもすぐに気づくことができます。

そしてワードを刺したら即座にリコール(帰還)し、アイテムのトリンケットを「スイープレンズ(通称:赤トリ)」に持ち替えてから1周目の周回をスタートしましょう。レーンへガンクに行く際、この赤トリを回しながら近づくことで、敵のワードを無効化し敵のミニマップに長時間映ることを避けられるため、ガンクの成功率が劇的に跳ね上がります。

涙を流しながらレートを上げるロール

味方が寄ってくれない、オブジェクトを取れないと理不尽に責められるなど、非常にハードでストレスの溜まるロールです。
しかし、ソロキュー(野良マッチ)において最も試合をコントロールしやすく、一番レートを上げやすいロールであることも事実です。上を目指すなら、涙を流しながらこの過酷なロールを頑張って極めていきましょう。

ミッド

ミッドはマップ中央に位置するため、トップ、ボット、ジャングル、リバーなど上下左右すべてに対して有利(アドバンテージ)を波及させていくゲームメイクの要となるロールです。役割が多く奥が深いですが、遠距離攻撃スキルを持つメイジが多く「ラストヒットが取りやすくファーム(お金稼ぎ)がしやすい」という点では初心者にもおすすめできるレーンです。

序盤

ウェーブ処理と、敵からのガンク対策を意識します。何があっても対面にソロキルされない(死なない)プレイを徹底することが非常に重要です。

中盤

自分のレーンをプッシュしてから、サイドレーンへのロームやリバー(川)での小規模戦に積極的に参加し、味方を助けに行きましょう。

終盤

集団戦で火力をしっかり出せる安全な位置取りを重視します。

重要ポイント

レーンのミニオンを押し切ってから他へ動くようにすると、ロームが失敗した時のリスクを最小限に抑えられます。

ミッドのファーストタワーは絶対に守る

ミッドレーンにおいて、序盤にデスをして「ミッドのファーストタワー」を早く折られてしまうことは、チームにとって致命的な戦略的マイナスになります。

ミッドタワーが折れるとマップ中央の視界が失われ、敵が自陣のジャングル(トップ側・ボット側両方)に侵入しやすくなります。その結果、味方のジャングラーが安全にファームできなくなり、他のレーンを助けることもできず、チーム全体がドミノ倒しのように崩壊していきます。だからこそ、ミッドは「死なないプレイをして、絶対にファーストタワーを死守する」という意識が何よりも大切です。

ドラゴンレーン(マークスマン / ADC)

【警告】本当は一番難しく、初心者がやるべきではないロールです。
遠距離からの通常攻撃で簡単にダメージが出せるため初心者がとっつきやすいですが、本来は「敵の攻撃をすべて避けながらダメージを出し続ける」という高度なプレイヤースキルとマクロが必須になります。序盤にお金さえ持てば通常攻撃の連打で勝ててしまう温室のような環境でレートだけが上がりやすいため、上位レート帯(グラマスやチャレンジャー)でも実力が伴っていないプレイヤーが非常に多い特殊なロールです。

序盤

無理に前へ出るのを避け、ファームを安定させます。もし序盤で失敗して(こけて)しまったら、無理に取り返そうとせず、おとなしく味方がキャリーしてくれるのを待ちましょう。

中盤

ドラゴン周りで発生する集団戦にしっかりと参加し、ダメージを出します。

終盤

敵のアサシンやCC(行動阻害)スキルをすべて避けながら、安全な位置から継続的な火力を出し続けます。

重要ポイント

ソロでマークスマンをやるのはかなりの苦行です。プレイする場合は、できる限りサポートをプレイするフレンドを見つけて、2人(デュオ)で連携しながら頑張ることを強くおすすめします。

味方のジャングルを食い荒らすのは「大罪」

レーン戦で失敗してデスを重ねてしまったマークスマンの9割がやってしまう最悪の行動があります。それが「失ったお金を取り戻すために、味方のジャングルやミッドのミニオンを食い荒らす」という行為です。

これは自分のミスで失ったリソースを、他で頑張っている味方のリソースから強引に奪う最低の行為です。これをやると、勝っていたはずの味方まで育たなくなり、チーム全体が崩壊します。レーンでこけた時は「自分ではもう巻き返せない」と割り切り、おとなしく自分のレーンだけで死なないようにセーフプレイをすること。これを心がけるだけで、味方がキャリーして勝ってくれる可能性がグッと上がります。

サポート

サポートは味方を助け、視界を取り、集団戦のきっかけを作るロールです。やりたがる人が少なく、ゲーム内で正解を教えてもらえる機会も少ない孤独なポジションですが、初心者が手っ取り早くMOBAの集団戦の楽しさを味わえるロールでもあります。まずは「タンクっぽいサポート」から練習を始めるのがおすすめです。

序盤

ドラゴンレーンでマークスマンを守りつつ、川や茂みの視界を確保します。単なる「殴られる肉壁」になると敵にゴールドや経験値を与えて育てるだけになってしまうため、無駄なダメージを受けないように注意しましょう。

中盤〜終盤

チームの中で「一番上手い味方」を見極め、その人と一緒に動いて視界確保やエンゲージ(開戦)の起点を作ります。味方がファームする時は近くにいて、しっかりとお金と経験値を吸いましょう。

最重要ポイント:上手い味方を見つける「嗅覚」

サポートにとって一番大事なのは「5人の中で誰が一番上手いか」を見つける嗅覚です。隣のマークスマンが上手いとは限りません。ジャングルやミッドなど、一番上手い人を見つけてその人にくっつくのが最大のコツです。下手な人に付き合うと2人揃ってデスするだけです。

茂みを使った高度な視界管理(ベイト)

味方と2人で固まって見えていると、敵からは警戒されるか、あるいはまとめてガンクされてしまいます。しかし、自分だけが茂み(ブッシュ)に隠れて敵の視界から消えることで、「味方が1人で孤立している」と勘違いした敵を誘い込む(ベイトする)ことができます。このような駆け引きができるようになると、サポートとしての実力は一段上になります。

孤独なロールだからこそ人に教わる

サポートは精神修行が必要なほど難しいロールでもあります。効率よく連度を上げたい場合は、YouTubeや配信サイト、あるいはDiscordのコミュニティなどで上手いプレイヤーを見つけ、直接「教えてください」と伝えてプレイを見るのが一番の近道です。